電話:81 3-6863-5366
SONY、利益率の低い半導体子会社を分割か
半導体事業の売上高は同12%減少し,グループ全体の粗利益率の足を引っ張っています。
 
 
ブルームバーグニュースは、ソニーが半導体の子会社であるソニーセミコンダクターソリューションズ(Sony Semiconductor Solutions)を分割し、上場することを計画していると伝えています。
 
 
関系者によると、ソニーは早ければ今年中にこの決定を実行する可能性があり、同時に会社の主体がよりエンターテイメント事業に焦点を当てるかもしれません。これに先立ち、ソニーは、ソニーの金融事業の一部を分割することを発表しており、今年10月に正式に実施される予定です。


現在ソニーCOMS画像センサー(CIS)の世界シェアは54%を超え、携帯電話、セキュリティー、自動車などの分野をカバーし、スマートセンサコアサプライヤーになっています。このほか、主要製品にはエッジAIセンサプラットフォームAITRIOSなどがあります。


ゲームや音楽は半導体よりも儲かります
 
CIS市場のシェアは高いものの,半導体事業は近年黒字が低迷しています。イメージング&センサー事業は営業利益率が25%から10%台前半に低下していますが,同期間はゲーム事業(営業利益1181億円,37.1%増)や音楽事業(27.9%増)が堅調です。事業軸の分化は、グループのリソースの再配置を促します。
 
 
ソニーグループは分社化することで、ゲーム(PlayStation)、映画(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)、音楽などのコアなエンターテインメント部門を強化することができます。2024年第4四半期の決算では、ゲーム事業の営業利益の割合が45%に達し、絶対的な成長エンジンとなっていますが、半導体事業の売上高は前年同期比12%減となり、グループ全体の粗利益率を圧迫しています。

独立した場合のメリットとデメリットを分けます。
 
一部の投資家は、スピンオフが半導体事業の評価額(現在の部門の評価額は約150億ドル)を解放し、独立した資金調達を通じて技術の反復を加速させると考えており、特に自動運転やメタコスモスなどの新興分野ではそうです。
 
 
特にイメージセンサーとソニーのカメラや携帯電話事業の技術共有では、独立後の企業は激しい市場競争に直面することになります。OmnivisionやSamsungなどの競合に押されます。

Tel: 81 3-6863-5366
E-mail: yuko@eitocorp.co